■ 高温強度部門委員会報告 ■

高クロム鋼のクリープき裂進展試験およびその非弾性解析


執筆・編集日本材料学会 高温強度部門委員会
        非弾性解析を用いた寿命評価に関するワーキンググループ

体  裁:A4版289ページ
定  価12,000円(本体11,111円+税)
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概 要

 火力および高温原子力など高温機器の信頼性確保のためには,初期の構造設計に加えて,長時間での使用中にき裂などの損傷が検出された場合の余寿命評価が要求されることが多くなっています.また,き裂進展を考えた余寿命評価は,材料の非弾性挙動と密接に関連しており,実際の高温機器では,非弾性解析で応力ひずみ挙動を求め,それを基に非弾性破壊力学パラメータを推定する必要があります.
  高温強度部門委員会非弾性解析ワーキンググループは,約30年前に活動を開始し,クリープ疲労条件下の材料の非弾性挙動に関する構成式モデル化や,き裂発生寿命評価に関する共同研究に取り組んできました.2000年からは,高温構造物のき裂進展評価に注目し,近年火力発電プラントに多用されるようになってきた改良9Cr-1Mo鋼や12Cr鋼の母材や溶接継手を対象に,き裂材の非弾性評価に関する検討を行っています.2005年からは,対象をクリープき裂進展に絞りこみ,クリープ条件下でのベンチマーク解析を行い,変形挙動や破壊力学パラメータに対する非弾性解析の精度に関する検討を進めてきました.これらによって得られた豊富な知見は,今後,き裂材に対する非弾性解析を実施する技術者にとって有益であると考えられるため,本報告書をとりまとめました.この分野に携わる研究者の方々にとって有益な情報を含んでいると考えておりますので、ご購読いただければ幸いです.
 

目 次

1.はじめに

2.クリープおよびクリープき裂進展試験

3.CT試験片の非弾性解析

4.おわりに


 
申込方法
A4用紙に「非弾性解析WG報告書」購入希望とし,部数,必要書類,会員・非会員の別,送付先,電話番号を記入の上,郵送,FAXまたは電子メールでお申し込みください.
    

     ≪申込先≫
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