田邉裕貴氏(第63・64期会計理事)コラム

2015年

夜の彦根城

彦根城では昨年から「彦根城夜楽」なるイベントが人気を博しています。 このイベントは通常立ち入ることができない夜間にお城を一般開放するもので、 ライトアップされた天守を間近に見ることができます。昼間とは違った幻想的な 天守も一見の価値ありです。 今年最後の「彦根城夜楽」は今週末の10月24日(土)に開催されます。

オオワシ

長浜市湖北町の山本山には、毎年冬になると一羽のオオワ シが ロシアから飛来します。 絶滅危惧種のオオワシを観察できる場所は全国的にも珍しいそうで、手ぶらでも観察が楽しめる湖北野鳥センターには、毎年多くの人が訪 れま す。 このオオワシはかなり高齢のおばあちゃんであるため、愛鳥家や地元の人々は、今年も無事飛来してくれるだろうかと心配しながら、到着 の日 を心待ちにしています。

お菊さんのお皿

一枚、二枚・・・のくだりで お馴染みの怪談「番町皿屋敷」。この話、私の 地元彦根での江戸時代の実話に基づいた話と云われています。この類の伝承 は各地に存在するようですが、実在した武家の話であること、市内の長久寺 にお皿とお菊さんのお墓が現存することなどから、彦根説も有力のようです。 ちなみに事前に連絡すれば、お皿を拝観できるそうです。

ビワマス

水深の深い琵琶湖北部に生息し、70cmにも成長するサケ科の「ビワマス」は 琵琶湖の固有種です。かつては希少でしたが、養殖が可能となって安定供給 の目処が立ったことから、現在、長浜市でビワマスのブランド化が進められて います。最近ではビワマスを堪能できるお店が増え、人気を集めています。 お刺身やお寿司がオススメです。ちなみに、ビワマスはトローリングで釣るそう です。

フナのこまぶし

滋賀県でフナといえばフナ寿司を思い浮かべる方が多いと 思い ますが、 冬の味覚「こまぶし」もフナを利用した滋賀の郷土料理です。 フナの卵(“子”)を塩茹でしてフナの刺身に“まぶし”たもので、卵の黄色が鮮やかです。 長浜など湖北地域では、法事などの際によく食されますし、スーパーでも手に入りますので、普段の食卓にも上がります。

コアユ

琵琶湖の鮎は成魚でも10cmほどで、「コアユ」と呼ばれます。私の職場は 琵琶湖のすぐそばにあり、大学の北側を流れる犬上川は、「コアユ釣り」の ポイントとして有名です。シーズン中は、太公望たちでにぎわう様子を横目 に見ながら通勤しています。

赤こんにゃく

こんにゃくといえば灰色か白色が一般的ですが、滋賀県近江八幡市には真っ赤なこんにゃくがあります。 見た目にはインパクトがありますが、妙な味がするわけではなく、食感のよい美味しいこんにゃくです。 酸化鉄で赤色に着色していますが、赤色になった理由には、派手好きの織田信長が命じて作らせたなど諸説あります。 湖東地域ではスーパーで簡単に手に入りますので、話のネタとしてお土産に如何でしょうか。