「地盤改良に関わる技術認証制度」による技術評価証授与 第1010号

技術名称:重金属吸着不溶化材「フィックスオール」


≪開発の趣旨≫
硫酸法酸化チタン製造過程で発生する副産物(硫酸鉄溶液)を有効利用し、重金属吸着不溶化材「フィックスオール」を開発した。従来の重金属等不溶化技術にはセメント等の固化による不溶化やキレート樹脂による不溶化等があり、不溶化の効果は認められるものの不溶化後の土壌がアルカリ性を呈したり、不溶化可能な重金属等の範囲が限定される等の問題があった。本開発においては、重金属汚染土壌または汚染地下水や工場排水に対して、pHが中性域で安全且つ容易に吸着・不溶化が可能な材料を提供し、環境汚染の低減を目的とした。また、掘削除去される汚染土壌に対しても処分場への搬出時や搬入後の安全性確保の観点から、安価で高性能な重金属不溶化材を提供することを目的とした。
 
≪技術評価≫
技術評価委員会による厳密な審査の結果,次のことが認められた。
(1) 汚染地下水や工場排水・汚染土等に含まれる砒素(有機砒素を除く)、セレン、カドミウム、鉛を吸着・不溶化することにより、汚染水の濃度または土壌溶出量を環境基準以下にすることができる。
(2) フィックスオールから有害重金属等(砒素、セレン、カドミウム、鉛、水銀、六価クロム、ふっ素、ほう素)が土壌環境基準を超えて溶出しない。
 
≪問合せ先≫
社団法人 日本材料学会(TEL:075-761-5321 FAX:075-761-5325  E-mailjimu@jsms.jp
石原産業株式会社 (TEL:059-345-6182 FAX:059-345-6138 E-mail:y-hirai@iskweb.co.jp   )