公開部門委員会
衝撃工学に関する最新動向

企画

衝撃部門委員会

会場

高知工科大学永国寺キャンパス

日時

平成30年5月25日(金)13:00〜17:20

趣旨

材料・構造の変形,破壊現象は車の衝突や地震,津波による動的破壊といった問題から,逆にこれを積極的に利用する破砕や加工の問題まで広い分野でしばしば見られる.こうした現象は材料自身の動的性質と材料中を伝播する応力波などの力学的問題が絡み合い一般に複雑である.衝撃部門委員会では,関連の諸分野の研究者・技術者が集まり,材料の物性面からのみならず,解析方法,装置・実験法,計測法などのいろいろの視点から議論し検討している.今回の公開部門委員会では,爆発事故や落石から人命や構造物を守るための設計基準整備のために活動してきた土木学会構造工学委員会「耐爆・耐衝撃設計法に関する調査研究小委員会」での成果を藤掛委員長よりご紹介いただく.また,平成29年10月13, 14日に開催された第12回材料の衝撃問題シンポジウムにて注目を集めた今後の大いなる展開が期待されるテーマ2題につき,その詳細をあらためて講演していただく.多くの方々にご参加いただけることを期待している.

プログラム

  1. 13:00〜14:00 運営会議
  2. 14:10〜17:20 講演会

(1) 爆発作用を受ける土木構造物の安全性評価について

防衛大学校 システム工学群 建設環境工学科
藤掛 一典 氏

(2) 六方晶ダイヤモンドおよびダイヤモンドポリタイプの衝撃合成の研究

大阪大学大学院 基礎工学研究科 機能創成専攻
谷垣 健一 氏

(3) 選択的レーザ溶融法で造形したマイクロラティス構造の衝撃圧潰特性評価

東京理科大学 工学部 機械工学科
牛島 邦晴 氏