改訂 材料強度学
(Strength and Fracture of Materials)


  ISBN 4-901381-26-1
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日本材料学会発行 A5判274ページ
定  価 3,144円(本体2,858円+税)
会員特価 2,829円(税込)
(送料:1冊につき360円,ただし10冊以上は無料)
発行年 平成17年3月28日初版発行
   
趣旨・特色 本文のサンプル PDFファイル
     
  日本材料学会は,材料学に関する研究の進歩をはかり,学術の発展および技術の向上に寄与することを目的としているが,その使命遂行の一つとして,材料学に関する教科書の刊行を行い,材料学に関する学生教育に多大の貢献をしてきた.その一環として,適切な材料の選択および強度設計の基礎知識を与えることを目的とし,1986年に「材料強度学」を刊行した. しかしながら,この分野の研究はその後も著しく進歩を続け,多くの新たな知見が得られているため,先に刊行した教科書の内容を抜本的に見直し,この度,「改訂 材料強度学」を刊行した.近年は,金属材料だけでなく,高分子材料,セラミックス,およびそれらの複合材料も機械・構造材料として用いられるようになってきたため,本書では,それらに関する記述も取り入れている. 本書は,大学,大学院の機械系学生用の教科書として編集したものであるが,工業界における機械技術者の参考書としても役立つであろう.さらに,本書の内容は,機械のみならず,土木,建築構造物,電子デバイス,医療・医用機器の設計・保守,生体の解析など,工学・自然科学のあらゆる分野で役立つものと考えられる.以下に主要目次を記す.
主要目次    
 
第1章 序 論
  1.1 材料強度学とは何か,1.2 材料強度学の歴史,1.3 破壊事故の実例,1.4 本書の内容  
第2章  破損と破壊の力学  
  2.1 応力とひずみ,2.2 破損の法則,2.3 き裂の力学強度の基本的特性  
第3章 強度の基本的特性  
  3.1 引張強度,3.2 破壊の特徴,3.3 多軸応力下の強度,3.4 破壊じん性,3.5 衝撃強度,3.6 非金属材料の強度  
第4章 疲労強度  
  4.1 疲労破壊の様相,4.2 S-N曲線と疲労限度,4.3 疲労強度に及ぼす諸因子の影響,4.4 低サイクル疲労,4.5 変動振幅応力下の疲労,4.6 疲労き裂進展,4.7 疲労機構,4.8 非金属材料の疲労強度  
第5章 高温強度  
  5.1 クリープ変形およびクリープ破壊,5.2 高温疲労寿命,5.3 高温におけるき裂進展,5.4 耐熱用新材料  
第6章 環境強度  
  6.1  材料強度に及ぼす環境効果,6.2 腐食の電気化学機構,6.3 応力腐食割れ,6.4 腐食疲労,6.5  非金属材料の環境強度  
第7章 材料強度と設計  
  7.1 強度設計の基礎,7.2 強度設計の手法,7.3 事故解析,7.4 新分野への応用  
特 典    
  大学,工業高等専門学校等で教科書としてご採用(10冊以上)の場合に限り,定価の20%引きにて納入いたします.(送料は本会が負担します)    
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