第102回高分子材料セミナー
(第187回高分子材料部門委員会(公開))
開催日 令和2年1月21日(火)
主催
日本材料学会高分子材料部門委員会
「連携企画事業助成制度」に基づく
共催
マテリアルライフ学会
繊維学会繊維基礎科学研究委員会
日時
令和2年1月21日(火) 13:30~17:00
会場
滋賀県立大学
産学連携センター2Fセミナー室
(滋賀県彦根市八坂町2500)
主題
『マイクロプラスチック問題の最前線』
趣旨
海洋性プラスチック問題の重要性が指摘され、真に地球規模で海洋プラスチックを減少させるという観点から、国内対策の加速化に加え、途上国を巻き込んだ対策・施策を国際社会にも打ち出していくことが不可欠とされている。また、海洋プラスチックごみ削減に向けた初の国際枠組みの構築を目指して、日米欧と新興国の20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合が日本で開催された。そして、海洋プラごみや海を漂う間に砕かれてできる微粒子サイズのマイクロプラスチックが生態系などに与える悪影響が指摘され、「緊急行動」が求められるとされた。共同声明では『プラごみの海への流出を減らすため、国際社会と連携し、各国が適切な取り組みを速やかに行うことを決意する』と述べられたものの、具体的な数値目標等は設定されなかった。
本セミナーでは、滋賀県の有する琵琶湖も含めた「マイクロプラスチック問題の最前線」と銘打ちまして、マイクロプラスチックに関わる現状と課題について、それぞれの分野でご活躍されておられる講師の先生方をお招きし、ご講演いただきます。「これからマイクロプラスチック問題を勉強しようと思う」という学生を含め、多数の方のご参加をお待ちしております。
プログラム
「海洋プラスチック汚染の現状と課題」
九州大学応用力学研究所
大気海洋環境研究センター 教授
磯辺 篤彦 氏(14:30~15:30)
「琵琶湖流域における都市水循環系におけるマイクロプラスチック汚染の現状と課題」
京都大学大学院地球環境学堂 准教授
田中 周平 氏(15:45~16:45)
「水生生物におけるマイクロプラスチックの濃縮と影響」
九州大学農学研究院 資源生物科学部門
動物・海洋生物資源学コース 教授
大嶋 雄治 氏(16:45~17:00)
講師の先生方を交えたフリーディスカッション
(13:30~14:30)
参加費
無料
なお、参加の事前登録は致しませんので、参加ご希望の方は当日会場にお越しください。