2017年10月21日改正
2021年 3月22日改正
2023年 7月24日改正

               原稿執筆上の規約
 
 
1.原稿の執筆
 1・1 原稿は,A4白紙に原稿見本を参照の上,25字×51行×2段=2550字,横書き(刷上り1ページに相当)に執筆する.
 1・2 手書きは不可とする.
 1・3 図表の大きさ、間隔などが不適切なものは、必ずしも原稿どおりの印刷ページ数とならないので,7.に定める規約を遵守すること.
2.記載の順序
 第1ページには次の事項を番号順に必ず記載する.その体裁は原稿見本に従うものとする.
 
 【和文原稿の場合】
     (1) 和文題名
     (2) 和文著者名
     (3) 英文題名(巻頭言の場合は不要)
     (4) 英文著者名(巻頭言の場合は不要)
     (5) 英文要旨(論文および資料の場合のみ記載)
     (6) 英文キーワード(国内外トピックスおよび巻頭言の場合は不要)
および,最下段に本文との間に線を入れて
     (7) 和文の会員種別・所属・所在地,英文の所属・所在地
      (委員会報告および巻頭言の場合は不要)
を記載する.
 本文は,原稿見本のように上記(1)〜(6)のうち必要な項目を記述した後に,1行空けて書き始める.
 
 【英文原稿の場合】
     (1) 英文題名
     (2) 英文著者名
     (3) 英文要旨
     (4) 英文キーワード
および,最下段に本文との間に線を入れて
     (5) 英文の会員種別・所属・所在地
を記載する.
 本文は,原稿見本のように上記(1)〜(4)のうち必要な項目を記述した後に,1行空けて書き始める.
 
3.題  名
 原稿の内容を的確に表し,かつ簡潔な題名をつける.巻頭言を除き,和文原稿の場合には英文題名も付記する.
 なお,一連の内容を投稿する場合には,その原稿の内容を的確に表す独立した題名をつけ,大題名は脚注として最下段に本文との間に線を入れて記載する.また,題名に略語や一般的ではない用語を用いることは極力避ける.
 
4.英文要旨
 論文および資料には,必ず英文要旨を記載する.
 英文要旨には,目的,方法,結果等を200〜300語程度に要約する.要旨は,それだけを読んでも研究の主要な成果が具体的にわかるように,かつ冗長にならないように注意する.なお,本文中の図・表,文献等は引用しない.また式が必要な場合には本文中の式番号を引用するのではなく,式そのものを記載する.
 
5.キーワード
 キーワードは,原稿の内容を的確に表す重要なものを5〜10語句(140字以内)選択し,英文で記載する.
 
6.本  文
 6・1 本文は和文または英文で執筆することとし,文章は原則として常用漢字,現代かなづかいにより口語体で簡潔明確に記述する.
 6・2 学術用語は原則として文部科学省編の「学術用語集」に従う.さらに,略語や一般的でない用語を用いる場合には,読者に誤解を与えないために脚注で補足説明するなど工夫する.
 6・3 原稿における本文の区分けは,下記の例のようになるべくポイント・システムによる記号を用いて大見出し,中見出し,小見出し等を明りょうにする.
     [例1] 1           [例2] 1
         1・1             1・1
         1・1・1             (1)
             (1)              (a)
              (a)
     なお,本文中に章等を引用する場合は1章,1・1節,1・1・1項等と表記する.
 6・4 句読点は全角の「,」(カンマ)と「.」(ピリオド),見出しに使うカッコは半角で,その他のカッコは全角で入力する.新しい行の初めは1コマあける.
(例)文章中のカッコは(全角)
(1)この場合は半角
 6・5 原稿の採択決定後,最終版の電子ファイルを提出する.提出するファイルは,MSWordもしくはLaTex,およびそれらをPDF形式に変換した原稿と,図や写真の画像データ(EPS, TIFF, JPEG, GIF, PNG, PICT, BitMap型式のいずれか)とする.
 6・6 数字の位取りの表示は形式Aを用い,形式Bは用いない.
     (形式A)        (形式B)
       0.524         .524
       2 483         2,483
       3.467×10-4      3.467・10-4
 6・7 単位はSI単位を用い,その表示方法は JIS Z 8000-1 「量及び単位−第1部:一般」に従う.
 6・8 数学記号,量記号も次に記すJIS の表示方法に従う.
      ・数学記号: JIS Z 8000-2 「量及び単位−第2部:数学記号」
      ・量 記 号: JIS Z 8000-1 「量及び単位−第1部:一般」
      [例] 数 学 記 号                量  記   号
         aとbはほとんど等しい a≒b           長  さ  l
         nの階乗        n!             面  積  A,S
         タンジェント      tan             体  積  V,v
         指数関数        ex,exp x     圧  力   P
         xの自然対数      loge xln x   力      F
         xの常用対数      log10x,log x    重  さ   G(W)
                                 時  間   t
 6・9 数式の表示にあたっては以下の点に注意する.
   (1) 数式は組版が非常にむずかしく,したがって間違いが起こりやすいので,充分ていねいに,とくに上ツキ,下ツキなどをはっきり表記する.
   (2) 数式は式として独立したものはa/b ,a+b/c+d のように,文中に出てくるものはa/b,(a+b)/(c+d)のように書く。
   (3) 量記号で誤解されやすい文字,たとえばC,K,O,P,S,U,V,W,X,Zなどの小文字と大文字との区別,あるいはO(オー)と0(ゼロ) ,rとγ(ガンマ)、kとκ(カッパ)、xとx(カイ)、wとω(オメガ)、vとν(ニュー)などとくに間違いやすい文字はできるだけはっきり区別し、指定する。
   (4) 式番号は右寄せとし,(1),(2),…のように通し番号とする.式番号を文中で使用するときは,式(1),式(2)などとする.
   (5) 式は中央揃えとし,本文と式の間は1行の空白を空けて,見やすくする.
 6・10 脚注は 1 ,2 等の記号を用い,原稿用紙ごとに整理し,その用紙の最下段に本文との間に線を入れて記載する.最後にまとめたり,欄外に書いたりしない.
 6・11 文献等の引用にあたっては以下の点に注意する.
(1) 投稿原稿が和文・英文にかかわらず,引用する文献の記載は英語とする.ただし,総説および解説の依頼原稿についてはその限りではない.
(2) 文献の引用箇所の肩に1), 3), 5) などとつけ,文献を本文末にまとめて書く.1つの文献番号には1つの文献のみを対応させ,ibid.やidem.は使用しない.
(3) 引用した外国文献の書名,著者名等は不明りょうになりがちなので入念に書くように注意する.
(4) 著者名は連名者全員を書き,他3名,et alなどと略さない.
(5) 論文題目と書名は全体の先頭文字だけを大文字で,雑誌名と出版社等は前置詞以外の各単語の先頭文字を大文字で表記する.
 【雑誌の場合】
  文献番号) 著者名,“論文題目”,雑誌名,巻,号,開始ページ−終了ページ (西暦発行年).
 ただし,
・論文題目は,「“ ”」(ダブルクォーテーション)で囲む.
・雑誌名は省略せず正確に書く.英語表記の存在しない雑誌の場合は,英訳せずにローマ字で記述する.
・巻はアラビア数字で書き,必ず「Vol.」を付ける.
号はアラビア数字で書き,必ず「No.」を付ける.通年ページ数の入っている雑誌の号は,省略してもよい.
・開始ページと終了ページはアラビア数字で書き,開始ページの前には「pp.」を,開始ページと終了
ページの間には「-」(ハイフン)を必ず付ける.
・発行年は西暦をアラビア数字で書き,「()」で囲む.
 [例]1) O. Kohda, “Study of metal fatigue”, Journal of the Society of Materials Science, Japan, Vol.54, No.1, pp.123-128 (2005) .
2) G. Sharma, R. V. Ramanujan, T. R. G. Kutty and N. Prabhu, “Indentation creep studies of iron aluminide intermetallic alloy”, Intermetallics, Vol.13, No.1, pp.47-54 (2005).
     ※その他(ASME PVTなど)の例については,学会ホームページ参照のこと.
 
【印刷物の講演論文集,Proceedingsの場合】
文献番号) 著者名,“論文題目”,講演論文集名またはProc.名,開始ページ-終了ページ (西暦発行年) 発行所.
 [例] 1) A. Ueno and H. Kishimoto, “Development of in-situ observation fatigue testing systems and their application”, Proceedings of the 7th International Fatigue Congress, pp.2795-2800 (1999) Higher Education Press.
※巻,号が付されている場合は「雑誌の場合」に準じ,「Vol.」,「No.」を付けて,「講演論文集名またはProc.名」と「開始ページ-終了ページ」の間へ記載する.
 
CD-ROM版の講演論文集,Proceedingsの場合】
文献番号) 著者名,“論文題目”,講演論文集名またはProc.名,CD-ROM,開始ページ-終了ページまたはファイル名 (西暦発行年) 発行所.
 [例] 1) A. Ueno and H. Kishimoto, “Mixed mode crack propagation behavior on glass”, Proceedings of the 9th International Conference on the Mechanical Behaviour of Materials, CD-ROM, pp.275-281 (2003) Kenes International.
 
【単行本の場合】
  文献番号) 著者名また編集者名,“書名”,開始ページ−終了ページ (西暦発行年) 発行所.
 [例]1) C. Kittel, “Introduction to solid state physics”, pp.56-87 (1976) John Wiley & Sons.
     ※その他(ASTM STPなど)の例については,学会ホームページ参照のこと.
 
 【特許の場合】
   文献番号) 特許出願者名,“発明の名称”,特許番号 (公開特許公報等の西暦発行年).
 ただし,出願国名を特許番号の前につける.
 [例]1) T. Zairyo, “Material testing system”, JP.2003-012345 (2003).
2) T. Zairyo, “Material testing system”, U.S. Pat.No.0, 123, 456 (2004).
 
 図および表
 7・1 図および表は著者の描いたものがそのまま掲載される.
 7・2 図および表には必ず説明文(caption)をつける.なお,1つの図・表の中に (a),(b)のように複数の図表がある場合は全体の説明文をつける.
論文,資料および委員会報告の場合は,説明文および図・表の中の文字は必ず英文とする.その他の記事では和文を原則とする.(和文原稿の場合)
 7・3 図中の記号はなるべく簡単なもの(○,△,□,◇,●,▲,■,◆,◎など)を用いる.本文中に図中の記号を引用する場合はとくに簡単なものにする.
 7・4 和文および英文の論文,資料,および委員会報告の場合,図および表の番号は Fig.1,Table 2のように表す.
その他の和文の記事では,図1,表2のように表す.英文の場合,図および表の番号はFig.1,Table 2のように表す.いずれの場合もそれぞれ通し番号とする.なお,写真は図として取扱い,Photo 1あるいは写真2などは用いない.
 7・5 図,写真,表はその割付にあたっては以下の点に注意する.
      (a) 図・表は本文中の説明と離れないような位置に設定し,貼り付ける.
      (b) 図・表どうし,あるいは図・表と本文などは1行(約6mm)以上間隔をあけるようにする.
      (c) 図・表が1段に収まらない場合には2段とおしにすることができる.
 7・6 図,写真,表は鮮明でなければならない.不鮮明な場合には再提出を求めることがある.